WIN-VPS.comのVPSを使用し始めてから半年が経過しました。
半年間使用した結果、自分の環境ではWIN-VPS.comのVPSは性能が足りないことが分かりました。
結論だけ言うと、FX自動売買を行う目的でWIN-VPS.comを検討している人に向けて言いますが、飛べない豚はWIN-VPS.comをおすすめしません!
性能不足に気づいたキッカケ
VPSの性能不足に気づいた理由は、3月から運用を始めたEAがキッカケでした。
3月から運用を始めたEAは、海外EA「WallStreet Forex Robot 2.0 Evolution」です。
Myfxbookで成績を公開しており、発売から数年経過しているEAです。
自動アップデート・スリッページ防止機能・ブローカー不正監視など複数の機能を搭載しており、複数通貨で運用できるため、興味があり購入・運用を開始しました。
WIN-VPN.comでの実質約定速度
運用を開始して1ヶ月経過した後、思ったこと。
設定がおかしいのかと思い、チャート画面を見ると「BROKER SPY MODULE(ブローカー不正監視機能)」の表示で明らかにおかしい部分がありました。
画像を見れば分かるのですが、平均約定速度が640(4121)ms、エントリーに関しては1(9)と表示されています。
XMのサーバーがロンドンに置いてあるため、WIN-VPS.comのVPSをロンドンで設定しました。
結果として、MT4のサーバー速度では8~12msと改善されていたはずでした。
しかし、ブローカー不正監視機能ではエントリー機会が9回あったが、1回しかエントリーしていないことが分かります。
レイテンシの遅延がひどく、8回分のエントリーをしなかったことが分かりました:(´◦ω◦`):
約定速度低下の原因考察
WIN-VPS.comでの約定速度が低下しているのは、MT4・EAの起動数に対してCPUの性能が低いことが原因だと考えました。
MT4起動数が3、チャート数は33。
CPUの使用率も平日では70~100%で平均80%で推移しており、約定速度の低下が起こってもおかしくない状態だと改めて思いました\(^o^)/
想像の真下を突っ切ったCPU性能(ベンチマーク)
……と楽観視していました。
しかし、よく考えるとお名前ドットコムの2コア2GHz、メモリ2GBのプランを使用していた時もほぼ同条件でCPU使用率が10~30%程度でした。
そのことを考えれば、CPU使用率が平均80%超えのWIN-VPS.comのCPUが実は酷いのでは?
CPU性能を確認するために、WIN-VPS.comとお名前ドットコムの性能比較をまずはベンチマークソフト「CinebenchR23」で行いました。
お名前ドットコム | WIN-VPS.com | |
コア数 | 2 | 2 |
クロック周波数 | 2.0GHz | 2.2GHz |
マルチコアスコア | 1512 | 681 |
シングルコアスコア | 672 | 296 |
画像リンク先 | お名前ドットコム スコア | WIN-VPS.com スコア |
WIN-VPS.comのCPUはお名前ドットコムと比べ、スコアが2分の1以下であることが分かりました/(^ o ^)\
PassMarkのベンチマークである「PerformanceTest 9.0」も実施してみました。
上記のリンク先をもとにWIN-VPS.comの性能を当てはめると、PassMarkの目安で2000以下のため「敢えて言おう、カスであると」に該当することが分かりました。
なんか薄々わかっていたが、実際にベンチマークを実施してみるとWIN-VPS.comのCPUがクソ雑魚ナメクジであることが分かりました\(^o^)/オワタ
結論
WIN-VPS.comのCPUが想像以上に貧弱だったため、2021年4月20日にWIN-VPS.comでの自動売買を停止しました。
レイテンシが最大4121msはおかしいよ\(^o^)/
ロンドンでVPSを立ててロケーションは良くなっても、レイテンシが駄目ならスキャルピングEAが終わってしまうし、最大4秒近くもずれてたら他のEAでも成績が悪化するわ!
コア単体の性能も貧弱なため、コア数を増やしても焼け石に水状態。
MT4を1個だけ起動してEAを数個ならなんとかなるかもしれんけど、EAをガッツリ動かそうとしている人にはダメそうだ。
海外VPS「WIN-VPS.com」はCPU性能が低すぎてFX自動売買には向いておらず、CPU性能を上げようとプランアップしようとするとコスパが悪すぎるため、他人にはオススメできないという結論に至りました。