自動売買を動かすためにVPS(仮想専用サーバー)を契約しています。
自分が契約しているVPSは、お名前.com デスクトップクラウド for MT4のメモリ2GBです。
Windows Server 2019標準でSSD搭載、FX自動売買に必要のない機能が撤去されているなど、まさしくFX自動売買の初心者には魅力的でした。
1年後
機能に満足しながら契約して1年が過ぎ、更新時期が来ました。
更新料のメールを見て思ったこと。
「あれ?こんなに高かったっけ…?」
更新料を見たら55,308円。
月額で加算すると、4,610円。
月額が高いのが不満を持つ切っ掛けになったのですが、その後不満が複数あることに気づきました。
不満点
・値段が高い
・EAを多く稼働しているため、メモリ2Gあるがメモリ使用率が80%近辺
・海外ブローカーのXMTradingを使用しているためか、応答速度が遅い(220ms~250ms)
以上の不満点から別のVPSを探し始めました。
VPSを探して…
値段が今より安い、XMのサーバーに近い海外サーバー・Windows対応の3点を重視して探しました。
候補で出てきたのは、vultr(ヴァルチャー)・Contabo・WIN-VPS.com。
最終的にはWIN-VPS.comのVPSを契約しました。
対応しているサーバーの場所が10箇所以上あり、月額20ドルでCPU2コア、メモリー4GBのVPSを使用できる。
Windowsのライセンスを準備して、自分でインストールすれば料金を下げられる。
日本人の利用者が多いため、インターネットでの情報が多く判断材料が多い。
コスパで見ると3番目の性能。サーバーの契約者数が決まっており、ロンドンサーバーなどの人気のサーバーはすぐに売り切れてしまう。
売り切れが致命的。
XMTradingのサーバーがロンドンにあるのでロンドンサーバーで契約したいが要求スペックのVPSが売り切れてしまうため、求めた性能より低いVPSしか契約できない。
候補から外れました。
圧倒的コスパを誇るドイツのVPS。
SSD対応、CPU4コア、メモリ8ギガ、Windows Server 2012・2016・2019を選択可能。
初期費用に4.99ユーロ(610円)、Windows選択なしで4.99ユーロ(610円)。Windows Server 2019選択で月額10.98ユーロ(1342円)。
1年契約にすると初期費用が無料など圧倒的コスパでゴリ推してきます。
ContaboのVPSプラン(SSD)の中ではこの性能で実は最低スペック。
なんだこいつは!
欠点はサーバーがドイツとアメリカしかないこと。アメリカサーバーを選択するとドイツサーバーに比べ1ユーロ値段が高くなります。
それ以外の欠点だと、日本人の利用者が少ないのか情報を集めにくかった。
逆に言えば、それ以外弱点らしい弱点はない。
コスパ2番目のロシアのVPS。
VPSのランクが下からWOOD・BRONZE・SILVER・GOLDなどランクがあり、ランク内にさらに3つのプランがある。
BRONZE 1というプランならCPUスペック(2000MHz)・メモリ4GBという性能。
月額5ドル(523円),1年契約なら月額4ドル。
Windows Server 2012を選択した場合、月額5ドル追加。
Windows Server 2016を選択した場合、月額10ドル追加。
BRONZE 1でWindows Server 2012を使用するなら月額10ドルなど、そこそこコスパは良い。(Contaboが圧倒的すぎた)
利点
・選べるプランが圧倒的に多い。
・サーバーロケーションにロンドン・アメリカなどが入っている。
・vultr(ヴァルチャー)のようにサーバーのプランが売り切れることがない。
・1年契約で20%の割引がある。
欠点は以下の通り。
・コスパではContaboに劣る。
・CPUスペック(2000MHz)は実はコア数1相当。ブロンズで契約するとCPU使用率が高く安定しないという情報がある
以下のサイトに記述があります。
・格安VPSにご注意!見かけ上と実測のレイテンシ(約定速度)比較
WIN-VPS.comに決めた理由とプラン
「コスパ・性能面で言えばContaboが良いけど、XMのサーバーがロンドンにあるからロンドンサーバーを使いたいし、WIN-VPS.comにしたいなぁ」と、結局サーバーの場所で決めました。
ただ、ブロンズプランだとメモリは大丈夫だけど、CPUが不安。
安心したいならシルバー1以上で契約するしかないなぁ。
ただ、シルバー1のWindows Server付きで契約すると月額が上がるし、Contaboにコストで圧倒的に負けるのが…
などなど滅茶苦茶悩みましたorz
WIN-VPS.com(シルバー) のスペックはこちら。
WIN-VPS.com 運用コスト削減方法
悩みながらWIN-VPS.comの注文画面でOS選択部分を確認していると、Windows Serverだけでなく、Windows 7/8/10を選択できることに気づきました。
注文画面をよく見ると英語の注意書きがあり、以下の内容が書いてました。
VPSでWindowsXP / 7/8/10を使用する場合は、独自のWindowsライセンスとISOイメージ(CDコピー)を提供して、FTPにアップロードする必要があります。(Google翻訳)
Windowsのライセンスとインストールに必要になるISOファイルさえあれば、初回は初期費用30ドルと月額15ドルが必要だが、その後は月額15ドルで運用できることに気づきました。
Windows10 ライセンス準備、WIN-VPS.com 契約手続き
Windows10のライセンスはヤフーショッピングで購入しました。
ライセンス購入後、WIN-VPS.comでシルバー1(Windows10)を契約。
支払いはPaypalに対応してたので、Paypalで支払いをしました。
支払い後、メールが届くのでパスワードなどを設定しました。
メールの内容は英語なのでGoogle翻訳に頼って設定を進めました。
VPSに接続すると…
VPSに接続するためのメールが届いたので、リモートデスクトップで接続を行いました。
Windowsの画面が表示されたので「あれ?もうWindows10が入ってるの?じゃあライセンス認証するだけか」とか考えていたら、Windows Server 2012がインストールされてました。
サポートとやり取り
Windows10で契約したはずなのに、何故かWindows Server 2012がインストールされてたので大混乱。
とりあえず、Windows10のISOファイルを指定されてた場所に置いてサポートに連絡を取りました。
Google翻訳で英訳して送りました。
やり取りは英語ですが、分かりやすく和訳しています。
「VPSでWindowsXP / 7/8/10を使用する場合は、独自のWindowsライセンスとISOイメージ(CDコピー)を提供して、FTPにアップロードする必要があります。」
上記の内容を注文時に確認したので、指定フォルダにWindows 10のISOファイルとプロダクトキーを保存しました。
リモート先を見ると、Windows Server2012がインストールされています。 Windows 10にすることはできますか?
あなたからの便りを楽しみにしています。
オペレーティングシステムのISOをダウンロードしましたが、これは正しいです。
Windows 10のISOは6〜18時間以内にインストールされます。
このチケットへの回答を待っています。
Windows10がインストールされるのを待っています。
回答の次の日にWindows10のOSをインストールしたとサポートから連絡があったので確認するとちゃんとWindows 10 Proになっていました。
ライセンス認証ができない問題はありましたが、電話認証でライセンス認証が通ったので問題ないです( ・ㅂ・)و ̑̑
MT4 通信速度確認
WIN-VPS.comのロンドンサーバーにして、実際に応答速度が早くなったのか確認しました。
お名前ドットコムのVPSでの応答速度は220ms~250msでした。
WIN-VPS.comのVPSでの応答速度は8~12ms。
かなり改善されましたね( ・ㅂ・)و ̑̑
これはスキャルピングEAの成績向上が期待できそうですね
トラブルとサポート対応
ロンドン時間の10月31日15時~11月1日3時にメンテナンスがあったんです。
メンテナンスの時間が過ぎたので、自動売買の設定をやろうとリモートしようとしたら接続できない:(´◦ω◦`):
ホームページ上ではActiveになっているのに何故か接続出来ない\(^o^)/
管理画面にPower off・Power on・rebootの3種類の操作が出来たので操作しましたが、解決せず\(^o^)/
自分でどうにかできないか色々試しましたが、接続出来ませんでしたorz
「もうダメだ、おしまいだぁ…」とサイヤ人の王子の心境になりながらサポートにトラブル内容を送りました。
トラブル内容について送った時間は、ロンドン時間での11月3日12:50。
サポートの返信は11月3日12:59。
はやっ!?
接続できる?という内容だったので、確認するとすんなり繋がりました:(´◦ω◦`):
英訳する必要はあるけど、さっさとサポートに投げたら解決することがわかりました。
まとめ
お名前ドットコムのVPSはFX自動売買の初心者には良かったけど、日本サーバーであることや料金などで海外ブローカーのXMTradingを使用している自分には不満が多くなりました。
WIN-VPS.comのVPSを契約することで、料金・メモリ・MT4の応答速度が改善されました( ・ㅂ・)و ̑̑
ただ、CPU関連で実際のレイテンシ関連はどうなるか…。
スキャルピングEAが多いので、応答速度の改善で成績が上がればいいなぁ。
今後に期待ですね!
追記(2021年3月4日)
契約から5ヶ月過ぎましたが、現状特に問題ないです( ・ㅂ・)و ̑̑
メンテナンス前に、WIN-VPS.comの管理画面でVPSの電源を落としていればメンテナンス後は何もしなくとも立ち上がってました。
メンテナンスの間隔が意外に短い・CPU関連がしょっぱいという欠点はありますが全然使えますね。
今年の10月までは現在のシルバー1を使用し、契約が切れたらより上位のプランで契約しようかと思っています。
再追記(2020年4月25日)
WIN-VPS.comで契約したVPSで問題があることが分かりました。
WIN-VPS.comのVPSは発覚した問題によって、FX自動売買に向いていないと判断しました。
発覚した問題・FX自動売買に向いていないと判断した詳細については、以下のリンクを参照ください。