【FX自動売買EA】Walkure_01評価・TDSバックテストまとめ

Gogojungleにて販売されているEA Walkure_01の評価を行います。

 

概要

Walkure_01 商品ページ

出品者発売日価格取引通貨取引スタイル
01Diver2020/3/928,600USDJPYスキャルピング

 

Walkure_01 解説ブログ(01Diver様)

Walkure-戦乙女の取説

製作者である01Diver様がWalkure_01のロジックやパラメータの解説記事を掲載しています。

Gogojungleブログが閉鎖されていました。

 

取引ロジック

RSIを利用してトレンドの転換点を感知すると、設定されたポジション数まで分散してトレンドと反対方向にエントリーを行う(逆張り)。

分散してエントリーを行うことで狭い点でトレンドの転換を狙うのではなく、広い面でトレンドの転換をとらえ、取引単位でのさらなる高勝率を実現しています。

またエントリーポイントの判断、手仕舞いの判断、そのどちらもRSIで行う非常にシンプルなロジックです。

利確・損切とも同一のロジックで行うため特別にTP・SLの設定はありませんが、LosCut_Levelの設定で大きな逆行時には通常ロジックとは別にロスカットを行います。

なおこのロスカットもRSIを基に行う、とことんRSIにこだわったEAです。

①シンプルなロジック:RSIをベースにした非常にシンプルなロジックで取引を行います。

②非最適化:RSIの参照期間は一般的な14です。

③非ナンピン・非マーチンゲール:含み損を抱えて破たんするような取引はしません。

④固定ロット:分散エントリーは全て同じLotでエントリーするので資金管理が容易です。

 

スペック

取引通貨USDJPY
時間足5分足
取引時間24時間
取引スタイル24時間
最大TPロング RSI値60以上、ショート RSI値40以下
最大SLロング RSI値60以上、ショート RSI値40以下

(LosCut_Levelという別のロスカットあり)

最大ポジション10(デフォルト)
トレード頻度1400回/年

 

パラメータ項目について

Compound_interest:複利機能のON(1)・OFF(0)

Lot_Manegement:エントリーLot管理機能のON(1)・OFF(0)

Base_Lot:固定Lotで運用する場合の運用Lot

Lot_Margin:複利機能ONで利用するときの「0.01Lot」あたりの必要証拠金設定

Max_Position:最大ポジション数(デフォルト:10)

Max_Spread:エントリースプレッド制限(Point単位で設定)

Entry_Level:エントリー判定の基準レベル設定(-5~+5で設定。マイナスに設定するほどエントリーしやすい。プラスに設定するほどエントリーしにくい)

Entry_Limit:エントリー判定の制限設定(-5~+5で設定。RSIが過剰な数値(勢いが強い)時の制限設定。マイナスに設定するほどエントリーしやすい。プラスに設定するほどエントリーしにくい)

Exit_Level:エグジット判定の基準レベル設定(-5~+5で設定。マイナスに設定するほどエグジットしやすい。プラスに設定するほどエグジットしにくい)

LosCut_Level:ロスカットレベル設定(+1以上で設定。設定した数字が小さいほど早く、大きいほど遅くロスカットします。)

Win_Point:Lot管理機能利用時に設定

 

エントリーLot管理機能について

Win_Pointの値に応じてエントリーするLotを増減させる機能。

Base_Lot×(100%-Win_Point×10%)=エントリーLot

以上の計算式でロット計算をしており、Win_Pointが大きいほどエントリーするLotは小さくなります。

Win_Pointの増減は勝ち取引を行うと+1され、負け取引を行うと負け方に応じてマイナスされます。

連勝が続くほどエントリーLotが小さくなり負けた後のLotが大きくなるシステムです。

勝ちの後にLotを減らし、負けの後にLotを上げる逆マーチンゲール的エントリーをすることでドローダウンを小さくし、ドローダウンからの回復が早くなります。

 

TDSバックテスト結果

以下の条件でバックテストを実施しました。

固定ロット運用と複利運用の2種類を掲載します。

TDSバックテスト条件
ブローカーXMTrading
口座種類デモ口座(ZERO口座)
取引通貨USDJPY
資金1,000,000 JPY
期間2010.1.1 – 2020.10.1
スプレッド1(固定スプレッド)
スリッページ有効
Tick Data Suite(TDS)使用

 

Walkure_01 default TDSバックテスト 結果

 

Walkure_01 default  詳細解析

 

Walkure_01 複利 TDSバックテスト 結果

 

Walkure_01 複利  詳細解析

 

Walkure_01 default 詳細

PF:1.35

総利益が総損失の何倍かを示すデータ。総利益÷総損失の簡単な計算で、純利益が100万、総損失が50万円であれば、PFは2.0になります。

 

勝率:69.87%

 

最大ドローダウン:368,425円

最大ドローダウン(%):20.84%

最大資産からの最も大きい下落率のこと。最大ドローダウン(%)が50%の場合、最大資産の半分がなくなる可能性があり、最大ドローダウン(%)が100%なら資産がなくなることを意味する。

 

停滞期間:263日

最大資産を更新するまでにかかる日数。
SQN SCORE:27.64
「期待値/標準偏差×√100」で計算されるシステムの品質の評価値のこと。
1.6~平均以下
2.0~平均
2.5~良い
3.0~優秀
5.1~最高
7.0~聖杯
Walkure_01 評価

Walkure_01のロジックの基礎になっているのは

基本にして最強 GMMA+RSI 二刀流FX 陳 満咲杜

です。

こちらの本の内容をEAにしたところとても綺麗な右肩下がりに!

そのロジックの売りと買いを逆転させたのがロジックの基礎になっています。

という面白い経緯から作成されているEA。

 

RSIベースのシンプルなロジックだが、スプレッド・パラメータによって大幅に成績が変化します。

パラメータ設定が多く、設定によって多通貨で運用が可能。

設定によって成績が変化するため、購入したEAの中で1番バックテスト回数が多く、検証するのは楽しかったです( ・ㅂ・)و ̑̑

取引回数が多くほぼ毎日エントリーしており、見ていて楽しい。

 

不思議なのはQuant Analyzerにかけた時の最大ドローダウンとバックテストの最大ドローダウンに乖離があるので、これ本当かなぁ?と首を傾げています。あとSQN SCOREが高すぎない・・・?

(GogojungleにあるWalkure_01のバックテストをダウンロードしてQuant Analyzerで解析しても同様の結果だったので仕様かも…?)

 

Walkure_01 複利  詳細解析を見れば分かりますが、2020年4月以降のエントリーがありません。エントリーしなかった理由はXMの最大ロット数が50なのに対し、エントリーロットが50以上になったためエントリーしなくなったという不具合のようです。

・シンプルなロジック・複利設定が可能
・取引回数が多い
・複数通貨で運用可能

・ECN口座などの低スプレッドで運用できるブローカーでないと成績が悪化する

 (スタンダード口座 PF1.06、ZERO口座 PF1.35)

・設定項目が多い

・設定によって成績の変化が激しい

・トレンド相場に弱い

・複利設定で不具合あり(最大ロット数以上のエントリーがあると停止する)

 

Walkure_01 運用中(2021年10月11日現在)

Walkure_01をEURUSDで運用しています。

弄り倒しているため、途中で設定が変わる場合があります。

 

通貨ペアTDSバックテストQuant Analyzer
全体Walkure_01.pdf
USDJPYUSDJPY.htmUSDJPY.pdf
EURUSDEURUSD.htmEURUSD.pdf
AUDUSDAUDUSD.htmAUDUSD.pdf
USDCHFUSDCHF.htmUSDCHF.pdf

 

Walkure_01 運用停止(2021年4月17日現在)

Walkure_01のUSDJPY・AUDUSDの成績が悪化しているため、運用を停止しました。

直近のバックテストを実施しましたが、悪化してました。

また、XMからAxioryに口座を変更しました。

Walkure_01 USDCHF運用停止(2021年8月25日)

AxioryがCHFペアのレバレッジを20倍に引き下げたため、Walkure01 USDCHFの運用を停止しました。